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時間泥棒 ジェイムズ・P・ホーガン 創元SF文庫 既に巨匠と言っていいのかもしれない、発想の飛躍が好きな(賛否両論あるが)人気SF作家の短い長編。文庫で170ページくらいしかないのに一冊。 ある日、ニューヨークで時間がおかしくなり始めた。場所によって時間の進み方が変わってしまったため、約束はできない、仕事の都合がつかないなどの不都合が生じ始めたのであった。お互いの時間を確認し会うのは日常茶飯事となり、天気予報と同じように地域別の時間の進み方を毎日ニュースで流さなければならない始末。 警察に勤めるコペクスキーは、この状況をあらゆる側面から調査するよう城址から命じられた。あらゆる側面とは、科学者へのアプローチの他に、霊能者、超能力者、予言者など、「あらゆる」方面を差す。しかし、それらはいずれもうまくいかず、秘書と共にかけずり回るハメになる。 そのうち、時間の遅れが高エネルギーを消費する電気を使用するマシンの近くだと顕著に発生するということがわかり、さまざまな状況から、異次元のエイリアンがこちらの世界のエネルギーを盗んでいると言うことがわかった(ええっ!)。 これらによって、いったんアメリカは麻痺状態に陥ったが、その特性を利用し、彼らをできるだけ1カ所にまとめることによって、一気に殲滅する作戦が始まった・・・ はっきり言ってバカSFの一つだろう。「バカ」と行ってもバカにしているわけではなく、岬兄悟と大原まり子がやっている「SFバカ本」のノリに近く、要はジャンルの一つとして捉えられるということになる。 もともとホーガンは、その作品の中で扱われるサイエンスの部分に矛盾が多いと指摘を受けることが多い作家だが、素人が読んでもわからない程度なので好きな人には問題ない。長いシリーズになると息切れするのが難点だが。そうやって書かれた数多の長編はいずれも売れているし、面白きゃいいだろう。個人的にはちょっと好かないんですけどね。
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時間泥棒
時間を盗むエイリアン?により、ある条件下での時間がだんだん歪んでくる。そしてその犯人を、主人公である警察官が捜査するというストーリーである。 日本のSFだったら、なんとなく筒井康隆あたりが書きそうなテーマだが、たぶん彼が書けば、荒唐無稽のドタバタ劇にな ...続きを見る |
ケントのたそがれ劇場 2006/05/31 21:30 |
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