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魔法の国ザンス(16) ナーダ王女の憂鬱 ピアズ・アンソニイ ハヤカワ文庫FT 大好きなファンタジーのひとつです。 5月に新刊が出ていたのに全く気づかず、最近読み終えました。 ザンスという世界は誰もが必ず魔法を持っており、そこにいる動物や植物全てが魔法的存在。 特に強い魔法を持つものは「魔法使い」と呼ばれ、この国の王は常に魔法使いがなることになってます。 それに対して、我々の住む魔法のない世界(というより小説内ではアメリカ)はマンダニアと呼ばれ、普段はふさがれている通路が時折開き、マンダニアから人がやってきたりすることもあります。 また、ザンスの生物はマンダニアに行くとその魔法の力がなくなってしまうため、誰も出て行きません。 この国の住人の一人ひとりにスポットを当て、毎回主人公が変わるこのシリーズは、読めば読むほどザンスという世界を深く知ることになり、その魅力に引き込まれていきます。 ほとんどは彼らの旅がストーリーとなりますが、パイの木やパンの木から食料を調達し、クッションの木から枕を調達したりと、まわりにはダイレクトに利用できる植物がいっぱい生えています。 でも、用心しないと人食い鬼やドラゴンに襲われることもあるので注意が必要。 また、「愛の泉」を使うと、違う種族同士が結婚して子供を持つことができます。 そのため、ザンスではさまざまな混血の人間や動物が存在します。 今回のヒロイン、ナーダも人間と蛇の混血であるナーガ族の王女。 ひょんなことから、大悪魔のグロスクラウト教授から、ザンスを舞台にしたロールプレイングゲームに参加するよう求められますが、相棒となったのは魔法を信じないマンダニアの少年。 しかも、魅力的な彼女にぶしつけな視線をいっぱい浴びせてくるし・・・ 困りながらも彼と旅をするうちに、だんだん彼の懐疑的な態度は変わっていき・・・ どうも最近のものは、初期から中期にかけてと違い、かなりの部分に駄洒落が盛り込まれているようです。 翻訳者の苦悩が目に見えるようで、あるところは無理矢理日本語の駄洒落に、あるところはルビを振ってそのまま英語の駄洒落にしています。 全部わかったらさぞかし楽しかろうと思います。
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