「うつ」から復帰への道すじ

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help リーダーに追加 RSS 休職してからの日々(1)

<<   作成日時 : 2005/11/11 17:03   >>

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休職が決まってうちに帰った夜は、久しぶりの晴れやかな気分でした。
なにしろそれまでの僕のすべての諸悪の根源だった場所からしばらく開放されるのですから。
通勤もしなくていい、あの職場へ行かなくてもいい。
医者からは「とにかくしっかり薬を飲むこと、そしてしっかり休養をとること」と言われている。
堂々と休養をむさぼりとってやろうじゃないか。
そんな思いで床についたのでした。

初めの1〜2週間は、薬の副作用も手伝って、昼も夜もほとんど寝ていました。
とにかく休む、そんな感じでした。
しかし、薬に慣れてきて、昼間起きている時間が増えると、予想だにしない展開が待ち受けていました。
あの「不幸感」が全く取れないのです。
職場にいるときはまだその現場真っ只中だからわかるとして、何でうちのベッドの中でこれを感じなきゃならないんだ?
むしろベッドの上と言う思いを馳せるには絶好の場所でそれを味わうのは、そのつらさを二重三重にしてくれました。
よくうつになると「絶望感」を感じると言いますが、僕の場合は「絶望」というよりは「不幸感」と言った方が近い感覚でした。
いわれのない不幸感。こんなにつらいものはありません。

そして今更ながら「自罰感」もじわじわと湧き上がってきました。
「とうとう休職までしてしまった。みんな同じ条件でがんばってるのに、俺ってなんて弱い人間なんだろう。なんて恥ずかしいんだ。こんなことじゃ今後やっていけそうもない」
そして、強烈な「蒸発願望」。
幸いなことに希死年慮や自殺願望はありませんでしたが、「消えてしまいたい」願望は強く存在していました。
みんなの心の中から僕の記憶を全部消して、僕自身はどこか遠い地でコンビニのバイトでもやって細々と暮らしていきたい、そんなことを思ったりしました。

また、「無気力・無関心」もひどいものがありました。
それまでの間にもかなりなくなっていたものではありましたが、いざ休んでも、ベッドから立ち上がることすらできません。
体を起こすこと自体が億劫でしょうがない。
かなり清潔好きを自負していた僕が、風呂に入ることすら面倒になっていました。

でも、なぜかPCだけは普通に触ることができました。
会社であれほど触ってたのに、なんでかさっぱりわかりませんが。
まだ数日の間は、残った引継ぎの件で会社からメールが来ていたので、1週間ほどの間は毎日のように職場とメールのやり取りをしていましたが、しばらくするとそれも途絶え、あとはただただなんとなくネットサーフィンするだけ。
それも惰性でやっているだけで、面白くもなんともなし。
友達にメールを書くのも面倒でしたし、そもそもいろいろなサイトを眺めている気力自体が30分ほどしか続きません。
後はずっとベッドの上にいました。
そして、ひたすら「不幸感」「自罰感」「何にも興味を持てない」という状態に、心の中でのた打ち回り、体は廃人のように横たわっているだけでした。
妻には途切れ途切れながらも、今の自分の状態を説明してあったので、それまで分担していた家事もすべてやってくれ、こちらから話しかけない限りは放っておいてくれました。

こんな状態が1ヵ月ほど続きました。

つづく

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