「うつ」から復帰への道すじ

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zoom RSS もう、他人にふりまわされない―「自分がみつかる」セラピー

<<   作成日時 : 2005/12/19 19:14   >>

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もう、他人にふりまわされない―「自分がみつかる」セラピー(心理相談研究所 オールイズワン代表 石原加受子・著 大和出版)

嫌われたくない、争いたくない。
だから我慢してきた。
私が我慢すれば丸く収まると思ったから。
争いになって怖い思いをしなくて済むと思ったから。

でも、私はつらい。苦しい。
先輩にバカにされ、仕事を教えてくれなかったこと。
誰も一緒にお昼ご飯を食べてくれないこと。
いつもけんか腰で話が始まる両親。
そして、彼がいつの間にか別の女性と付き合っていて、一方的に振られたこと。

相手のやったこと、言ったことを我慢することが、世の中と折り合いを付ける方法。
私はそうやってきた。
でも、つらいのはなぜ? 苦しいのはなぜ?・・・・

こんな思いを、誰もが経験したことがあるかと思います。
本書は、一人の若い女性へカウンセリングをしている場面という舞台設定で、「彼女」の奥底にあるものを、糸をつむぐように引き出していきます。

それは、「他者が自分をどう思うか」「他者の考えを基準にする考え方」「他者から与えられるのが当然で、自分からは与えることを思いもつかない考え」などという、「他者を基準にした考え方」が根底にあると筆者は考えます。
そのため、自分の本当の気持ち、自分が本当に望んでいることを見出せず、より他者へ寄りかかった生き方になってしまう。
そんな「彼女」の考えを、一つ一つ紐解いていきながら、「自分を中心に、自分を基準に考えること」「自分の本当の思いを相手に伝えること」「自分を認めること」によって、苦しみから逃れることが出来ることを説いています。

ここに出てくるクライエントは、「自分は悪くなく、周りが悪いために自分が苦しい」と考えてしまう、「犠牲者」的な思考をする女性です。
ある意味、うつ的気質とは真逆かもしれません。
でも、根底にある問題点は、全く同一なのではないか、そう思わせてくれる内容でした。
人を責めるか自分を責めるかの違いだけで、「今の等身大の自分を認める」事が重要であることには変わりありません。

これはいわゆる認知療法と、方法論的には同じかと思います。
どちらも最終的な目的は「自己同一性の獲得」(あるがままの自分を認め、素直な自分の思いを相手へ伝えることが出来ること)であるからです。

この本のように、流れるように自己変容が起きて、少しでも生き方が変わった、というエンディングは、実際にはかなり難しいでしょう。
でも、取り組む価値のある、自分の人生にとって大切なことであるには違いないと、そう思いました。


来年からの復職において、ほんの少しでもいい、以前の自分とは違う、自分を尊重する行動がとれたら、と思っています。
そしていずれそれを少しずつ少しずつ、自分の中で練成していって、いつの日か本当の意味で「自分を認める」人間になりたいです。



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